関東大学対抗戦2010-2

早稲田大学慶應義塾大学

解説:清宮克幸/野澤武史
実況:土居壮
開催日:2010年11月23日
会場:秩父宮ラグビー場

土「特別な思いは」
清「満員の観衆、大舞台、ビッグゲームですからね」
野「小学校の頃から、早稲田にっていう思いが」
清「早稲田に『行きたい』?」
野「いや、『勝ちたい』です(笑)」

土「清宮さんの在籍時代はすべて慶應を負かしている」
清「得点差はついているけど内容は互角で、痛い試合をしたイメージがある」
土「野澤さんはイーブン」
野「自分が4年生のとき監督が清宮さんでこてんぱんに負けて(笑)、大学選手権でも負けてたので、ほんとに悔しかった(笑)」

土「見所は」
清「今シーズンの早稲田は思い切って攻める、ファンが喜ぶスタイルなので、慶應のDF対早稲田のアタック」
野「ここにきていいスクラムが組めるようになった。体をぶつけるところで勝つ」

注目選手・早稲田
清「攻撃をリードする山中、坂井を慶應がどうDFするか」

前半Kick off : 早稲田大学
土「直接タッチライン割ってしまいました。慶應、センタースクラムです。キッカーとしては嫌な気持ちになりますか」
清「アドレナリンが出ちゃったんでしょうか」

清「惜しい、栗原くん。倒れずに相手をオーバーしていけば、すごくいいプレーだった」
4分 早稲田 10.山中 PG 3 - 0
土「正面、きっちり決めました」

土「慶應戦で雰囲気が変わりますか」
清「1年生はこれを経験しないと大学の一員になった気がしない」
野「僕は春の早慶戦とこんなにも違うのかと感じました」

土「慶應の刺さるようなDF、早稲田に対抗してますね」
清「こうでなくちゃ」

13分、土「坂井が一気に裏に出て、いいパスが通って。慶應がよくとめましたが、坂井がいいサポートしました。栗原がよくボールにからんで」
インゴールノックオン。
清「片手でボール持った山中も悪い」

慶應、オフサイドの反則。
16分 早稲田 10.山中 PGx 3 - 0
土「滞空時間の長いボールでしたが、決まりませんでした」

野「早稲田はまだスペース探しながらアタックしている感じですね」
清「いつでもとれそうなのに、ズルズル行くのはいやな感じですね」

土「オフサイドのアドバンテージがありました」
23分 慶應義塾 10.和田 PG 3 - 3
土「ほぼ中央。決まりました」

25分、土「山中から、長いパスが通った。中づるにボールが渡ります。そして山下」
野「タッチライン割りましたね」
土「もうトライかな、と思いましたけどね」
清「ビッグゲームですね」
土「もうトライの準備しようかと思いましたが」
野「いい判断ですね。飛び出しているところを上を通して」
清「そのままウイングがいったほうがよかった。ちょっと雰囲気にのまれてるかな(笑)。パスをしたほうがいいときにせず」
野「強気のウイングはいやですよ、相手からしたら」
清「慶應が3人帰ってきた、そちらを褒めましょう」

27分、土「山中にボールが出てきた、坂井から外に振る、これはいったか。ちょっとプレイヤーエキサイトしてます」
土井口から中濱へのパス、タックルがちょっと高かったかな、と」
清「古岡くんが最後1人で2人とめましたから、彼のファインプレーです」
判定はノックオン。

30分、清「いいスクラム組んだ」
土「ボールは早稲田がとってます。おっとペナルティは早稲田。ノットリリース」
野「いいスクラム組んだんですけどね。あれ裏通さないで、8、9から12に」
清「あのスクラムだと10番がそのまま持ち込んだほうがいい」
野「フランカー動けないですから」
土「野澤さんはほっとしたと(笑)」

32分、土「和田、裏に出た、さらに行く、いいステップ切った。ショートサイド、よく持っていったんですが、タッチをきりました」
清「逆だなあ~(笑)。ロングゲインきったときは、オープンに行くべきなんですよ。ポイントの近くにいるやつらは、がんばって帰ってくるいいディフエンダーなんです。必死になって帰ってきて最後タックルする。僕なんかは相手の弱いところにボール運べ、と」

41分、土「児玉のキックはダイレクト。早稲田は前半最後のチャンス、ラストプレーです」

土「裏に出るか。ペナルティは早稲田でしたか」
慶應蹴り出して前半終了。

前半スタッツ
早稲田大     慶應大
3/4  ラインアウト 4/5
1  ターンオーバー 6
5  ペナルティ   5
4   タックルミス  12
6 ハンドリングエラー4

辻「早稲田らしいいいアタックができている。慶應さんのすばらしいタックルに苦戦するところもあるが、それが早慶戦なので。選手には楽しめと。我慢したほうが勝つので、我慢しろと」
清「彼はDF型のプレイヤーなんで、アタックあまり好きじゃない(笑)」

清「僕的には早稲田は後半、山中、村田といったオフロードのできるプレイヤーを両サイドに味方をつけて、慶應のファーストラインの裏に出るといったプレーをしてほしい」

林「まったく攻めれなかったが、選手はがんばってくれた。ある程度形を崩してから敵陣に入りたい。風など気にせず、自分たちがしっかりテリトリーとってボールを持ってアタックする勇気を」

野「攻めて守る。セットプレーがよかったので、そこを後半どう攻めるか」

後半Kick off : 慶應義塾大学
土「低いボールです」

0分、土「中づるがキックで切り返しましたが、インゴールまでボールがいきました」
清「蹴るという判断はいいんですが、狙いが見えない。いいキックは相手に取らせて押し出して、マイボール」
野「慶應のDFがしっかり戻れている。早稲田のFWのサポートが遅いのでボールキャリアが独走したときに、プレッシャーを感じているのかも」

2分、土「早稲田ペナルティ。正面ですが、タッチに出しますね」
野「いい判断ですね」

土「5分すぎましたが」
清「攻防はいいですが、判断ミスというか残念なプレーがある。慶應は今いい流れがきているので、チェイスが甘いハイパントは必要ない」

7分、土「江口から1番外に、おっとスローフォワードですか。チャンスきているんですけどね」

9分、野「ナイス!慶應のほうがアタックがいいですね」
清「準備ができている」
土「竹本のいいプレーでした」
清「13、14早稲田は2人DFにいって、慶應は11番1人で間突破して。人数では負けているのにアタックでは勝っていた。早稲田はそこ改善しないと」

10分、土「ターンオーバーだ。おっとラックで手を使ったということになりましたか」
清「ミスジャッジ(笑)」
土「いったんボールが出たという判断でしたが」

土「ゴール前せまった、抜けるか、ふりきった」
12分 慶應義塾 12.竹本 T 3 - 8
野「ラインアウトからショートサイド攻めた小澤くんの突破からですね」
土「よく継続しましたね」
清「この一連の攻撃で、6人7人タックルブレイクしているんでは」
野「ボールさげなかったのがよかった、アタックで。ダイレクトプレーだったので(早稲田)戻りきれなかった。でも今のプレーで(逆に)早稲田スイッチ入った感じ」

12分 慶應義塾 10.和田 G 3 - 10
土「いい角度であがりました」

15分、土「(7番)振り切った、おっとボール落ちた、ノックオンですか。アンラッキーですね」
野「早稲田、FW疲れてますね」

16分、土「慶應ボールのスクラムです」
清「同じアタックを何度もひっくり返されているので、もう少し攻めるDFをしたい。22mのなかで回してくれてるわけですから」
土「おっしゃるとおりですね」

土「ノータッチで山中がとった、一気に縦に抜けた!つながらなかった、あっと拾ってトライか!」
18分 早稲田 4.岩井 T 8 - 10
清「慶應は自陣から相手がカウンターアタックできないようにして蹴りたいという意図はわかるんですが、きっちりタッチにだしたほうがいいですね。早稲田いいカウンターしてますから」
野「あそこで強気にでるかですね」
清「旗を見ると早稲田、風上になってますね」

18分 早稲田 12.坂井 Gx 8 - 10
土「これは右にそれた、手前でした」

23分、土「タッチジャッジからですか」
清「おそらく足元にはいったのが、危険なプレーだと」
下井「6番、危険なプレー?」
清「ラインアウトする前に離れてしまって、まずそこでひっかかる。それからコンテストせずにさがってるので、モールは継続なんですよ。その継続しているモールに対して突き刺さってる」
野「でもディフェンダーが1人もいなくても、モールは」
清「勝手にいなくなったんだからという解釈」
野「それで危険なプレーと」
清「ラインアウトも解消してないわけですから。あれが一般のフィールドで行われると、おそらくOKなんです」
野「慶應の言い分としては、最初タックラーで、今モールになったばっかりじゃないの、と」
清「ただラインアウトなんですね」

25分、土「増田顔があがった、ノックオンしてる」
清「今内側で早稲田の8番がオーバーコミットしてしまった。それを増田くん見ちゃった(笑)」
土「見すぎてしまった」
清「いいプレイヤーだから気づいたんです」

土「スクラム落としました、コラプシング」
清「.田邊くんが蹴りますか、技術的には1番うまいが、僕は山中に蹴ってほしい。精神的に1番いいでしょうね」
29分 早稲田 21.田邊 PGx 8 - 10
土「距離は十分でしたが」

31分、土「おっと(早稲田)ハイタックルですか」
野「TLに比べると、イエローカード大学でないですね(笑)」

74分、土「ノックオン、早稲田のチャンス。井口から山中」
野「ナイスタックル!」
土「中づるへの強烈なタックル」

75分、土「慶應、ノットリリース」

77分、土「インジュリータイムは3分」

79分、土「慶應のノックオン、22mラインのスクラム」

80分、土「あっと、(山中)ノックオンですか。場内が大歓声になってきました」
清「ここはウイングさがらずに、前に。慶應は継続してくるでしょうから」

81分、野「ここは我慢して」
清「いかなきゃ」
野「あんまり仕掛けてこない」
清「慶應もペナルティがこわい。厳しくいけ!いかない」
野「1人しか入らないですもんね」
土「徹底してつないでいきますね」

82分、土「早稲田にノックオンです」
清「スクラムが最後にきましたね」
土「慶應ボール」

84分、土「まだ(慶應)継続してます」
野「入ってこないですね」

土「出します、慶應。ノーサイド」

土「慶應、よく残り時間計算してましたね」
野「慶應のOBを誇りに思える試合でした」

林「選手がよくやってくれた。あきらめないで戦った選手を誇りに思う。竹本のプレーがチームに勇気を与えた。167人の部員全員の努力が形になった。選手がDFを一生懸命やってくれた。弱いけどあきらめないプレーでたたかっていきたい」

野「『弱いけどあきらめない』、いいじゃないですか」
野「弱くないから(笑)。よく鍛えられてますね。攻める早稲田、守る慶應の構図で慶應が1歩上をいった」
土「チャンスは多かったですが」
清「チャンスをものにする力が足りない。状況に応じたゲームプランができてない」

土「泣いてるのは学生ならではですね」
野「感動しました」
土「バックスタンドに慶應の幼稚舎が来てるんではという話がありましたが」
清「決めたんじゃないですか、彼ら(笑)」

土「労をねぎらいます、林監督」
清「林さんは僕はサントリーファミリーだからと(笑)、僕も今日は勝利おめでとうございますと」

フルスタッツ
早稲田大     慶應大
7/9  ラインアウト 8/10
3  ターンオーバー 8
8  ペナルティ   9
11   タックルミス  18
12 ハンドリングエラー8
清「ロングゲインを得点にできない原因はあるので、そこをチームでしっかり」
野「選択判断ですね。1番強い1対1をひきだすような選択肢だったのか」
土「なかなか早稲田を分析してますね」
野「ラグビーが好きなもので(笑)」
土「早稲田は」
野「大きく戦ってしまった。慶應の絞ったDFに対して同じDFでしたし」
清「こういう流れを変えるリザーブが必要」

土「野澤さんは10年ぶりの勝利の喜びが」
野「嬉しかったです」
清「途中で声が大きくなって(笑)」
土「お二人にはご自身の思い出もお聞きしたかったんですが」
清「そんな試合じゃありません(笑)」

★残り10分の攻防は見ごたえがあったわねえ。実力以上に慶應の意地が見えた試合でしたわ。

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